こんにちは、バイト工場長です。
皆さんの工場の人手は足りていますか?
政府は働き方改革などと言って労働者の賃金アップの旗を振っていますが、
食品工場などにその恩恵が廻ってくるのって遅いですよね。
基本的に先に他所で羽振りが良くなって、その人たちが食の消費を拡大させるものだと思います。
必然的に消費が拡大するまでの移行期間は食品工場にとって厳しい舵取りが求められるような印象です。
人手不足
「食品工場ってなんでいつも人員不足で苦労するんだ?」と思う人も多いのではないでしょうか?
以前食品工場に集まりやすい人の属性として触れましたが、
「工場勤務に何を求めているのか」とか「求めるものとズレている部分は何か」とか、
雇用のミスマッチが生じやすいことも一つの要因ではないかと感じます。
離職の理由
その辺のヒントは離職理由に現れることが多いです。
- 思っていたより大変だった
- 思っていたような仕事内容ではなかった
- 他の仕事が決まった
つまり裏返して言えば食品工場に対して「楽ちんで、素敵な、望む仕事までの繋ぎ」というイメージを持たれているということなのではないでしょうか?
楽なイメージ
まず「楽」というイメージについての大きな誤解があるように思えてなりません。
これは恐らく求人の出し方に問題があって、
「簡単な作業で、だれでもすぐに覚えられます」とか、
「初心者でも大丈夫」とか、
そのようなフレーズが溢れていることから固定イメージになっているのだと思います。
ですので、採用担当者には応募者に必ずこう言うように頼んでいます
「簡単な作業ですが、長時間同じ作業を続けるのでしんどいですよ」と
これだけでも一週間満たずに離職する人は劇的に減りました。
素敵な仕事
「パティシエ」とか、
「フードコーディネーター」とか、
「料理研究家」とか
そういった仕事に当然のようにステップアップができると思って勤務すると、割と落胆することが多いと思います。
素敵というか華々しい業務をエスカレーター式にできるようになると想像されるとがっかりしてしまうでしょう。
(でも、そういった道に進んだ人もいますから、可能性はゼロではありません)
望む仕事
「この仕事で食っていく!」と思っている人が少ないように感じます。
なんだか「忍耐がないと務まらない」「昇進しないと給料が上がらない」といったイメージを持たれているようです。
仕事そのものに面白みを求める人にとっては望む仕事にはなりにくいのかもしれませんね。
食品工場のいいところって?
- 安定感がある所が一番の魅力だと思いますよ。 食品製造って薄利多売ですけど、景気には左右されにくいと思うんですけどね?
- 食に関わることなので需要がゼロになることはない点。
- 風の噂では他の業界に飛び出していった人たちも決して楽ではないようです。
- 資格ゼロでも仕事ぶり次第で上を目指せる点も魅力だと思います。(向上心が高く、研究熱心な人は向いていますよ!)
求人や定着率アップのためには誤解されているイメージを消して、いいところを正しく理解してもらえるかどうかが大事なことだと言えそうです。
その中でも「簡単=楽」だという誤解を消すことが最優先なのではないでしょうか。
まだまだ色々いいところがあると思いますが、普段考えることの少ない「いいところ」があるならば、それをきちんと伝える必要があるのだと思います。
もっともっと「いいところ」を探してきちんと伝えたいものですね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。