こんにちは、バイト工場長です。
突然ですが皆さんの会社(工場)の統率はうまく取れていますか?
なかなか統率が取れなくて困っている管理者の方も多いのではないでしょうか。
かく言う私もどちらかというと統率を取るのに苦労するタイプではあります。
怒るのが苦手だったり、遠慮してしまったりで威厳に欠けるのではないかと心配の多い管理者の方もおられると思います。
トップの行動は大事
何よりもまずは管理者トップとして率先して模範を示すことは不可欠ですよね。
俗にいう「示しがつかない」状態にならないように注意したいです。
トップが示さないと誰も示す人はいないですからね。
先手を打っておく
まずは規律について「文書」があるかどうか。
「私語をしないで欲しい」と思っていても、それがはっきりと禁止されていなければ永久に私語がなくなることはないでしょうね。
「常識だろ!」と思うことでもはっきりと示されていなければこちらの負け。
はっきりと文書で示していないということはすなわち「従業員にお任せしている」と宣言しているようなものだと思います。
規律を明らかにする
文書といってもどういった内容が適切でしょうか。
手始めに自分の心にくすぶっている部分を入れてみてはどうでしょう?
- 私語をしない
- 挨拶をする
- 靴を揃える
- ブラッシングは何回以上する
- 手洗いは何十秒以上する
などなど、具体的であればあるほどいいと思います。
内容についてはぜひ工場のみんなで考えましょう。
「何度言ってもわからない」と思うことが多い場合、意外とこの「文書化」が足りないことが多い印象です。
やはり管理者として「やってほしいこと」「してはいけないこと」をしっかりと決めてオープンにしておくことが統率のとれた工場への第一歩だと思います。
文書に叱ってもらう
私自身叱るのが得意ではないので極力この方法を使います。
私が叱ると「私情が入っている」と誤解を招く恐れもあるので公平に叱る方法が不可欠でした。
だからといって第三者を立てたりすることも現実的ではありませんよね。
そこで第三者的なものとして「規律」や「手順書」に間を取り持ってもらうわけです。
前もって管理職や中間管理職、一般の社員たちと合意しているわけですから全体の意志として従ってもらうだけ。
ルールとの誤差を指摘して是正に導く・・・なんだか監査的ですね。
きっと部下は言ってくれるのを待っている
ここからはトップしかできないことですが、
絶対に「見て見ぬふりをしない」ことです。
言ってみれば工場長とか管理職の仕事はここに尽きると思います。
ここで規律を守れていない人に「守れてないよ」と言えるかどうかが重要で、
やらなければどんどん荒れていくでしょう。
個人的な感情はむしろ邪魔なだけです。
「規律」と「手順」が叱っていると伝えるだけ。
これをやるだけで部下は全員安心して規律を守ることができるはずです。
(実は以前、当時の上司だったトップがこれをやってくれなくて当時の部下だった私が苦労した経験から生まれた方法なのですが・・・)
行動が文化になるまで
どんなに仕事ができる人でもこの規律を守れずに会社を去るとしたら喜ぶべきでしょう。
(そのためにも個人に集中しないように仕事の分散も進めないといけませんが)
それだけ規律は重要であり、また油断すると組織の骨組みを崩してしまう怖さも隠し持っているのだと思います。
良い規律がしっかり理解されて根付いたとき、してほしいことを当たり前にできる文化となっているはずです。
規律との誤差を根気強く指摘し続けて「やってほしいことをやってもらえない」というストレスから解放されたいものですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。
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