包装が食品に与えてくれるもの

food-with-outerfilm 気の持ち方

こんにちは、バイト工場長です。

店舗で売られている食品を見るととてもおいしそうですよね。

焼きたてのパンとか見てしまうと「これを工場で作れたら」なんて思ってしまいそうです。

当然それを目指して日々改善するのは必要だと思いますが、そうすると店舗販売と工場製品との差別化ができなくなるのではないでしょうか?

工場ならではの強みとは?

店舗で陳列して販売する食品と工場で生産される食品との大きな違いは何でしょうか?

味?

シズル感?

私が思うに「包装」が必須かどうかではないでしょうか。

食品が「包装」されていることによるメリットは結構大きいと思います。

包装が与える強み

包装は装飾という意味以外にも強さを与えてくれると思います。

例えばパンの包装フィルム。

これだけで「周りの影響(湿気、臭気、細菌、異物、虫)を遮断する」力があります。

上に積めるようになります

説明や情報が入れられます

広告だってつけることが出来るはずです。

決定的な差

これって結構な差だと思いますよ。

味とか価格での勝負って似たり寄ったりだと思います。が

当然、店舗のほうには「出来立て」「シズル感」「香りに包まれる」といった要素では太刀打ちできませんよね。

だから、敢えてそこでは勝負せずに得意なほうで戦うべきですよね

一点突破を目指す

店舗でも包装はできますが、工場のような本格的な密閉包装は真似できないでしょうから、そこが強みだと言えます

包装があれば手に持つことも可能になるし、製品にまつわるストーリーの紹介もできます。

工場はこの決定的な違いを生かしていくべきだと思う次第です。

この違いをうまく使えば、もっと効果的に販売促進ができるのではないでしょうか。

独自のポジションが理想

包装があることを強みとして打ち出せれば、かなり店舗売りの商品と差別化が図れると思います。

ぜひ商品開発や工務部門などとも理解を共有して、開発段階から一貫した思想(垂直統合)で製品の強みを形作ることが必要ではないでしょうか。

うまいこと独自のポジションを見つけて「安売り競争」と「原材料の高額化」に巻き込まれない製品を送り出したいものですね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。