私生活に食品安全の管理を取り入れたらどうなる?

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こんにちは、バイト工場長です。

年末年始のムードが高まってきましたが、受験を控えたお子さんを持つ親御さんであれば緊張感も高まってくるのでしょうか?

食品安全マネジメントシステムの要素を家庭内の様々な課題解決に使っていますが、応用力が高いと思います。

なかなか使い勝手が良いので触れてみます。

目標設定

いきなり家庭で目標って・・・

そう思ってしまうかもしれませんね。

ここでいう目標は「家訓」のようなものだと思っていただいて結構です。

家族が向かいたい方向とは?そんなことを改めて心に問いかけてみるのですが、

  • どうなりたいのか(どんな価値を与えたいのか)
  • なぜそうなりたいか(どんな食品安全方針か)
  • 何をすべきか(どんな食品安全計画か)
  • どのようにして達成するか(目標達成計画はどうか)

いかがでしょう?

価値について考える

特に「価値」について考えることが大事だと思うんですが、

受験にしても、恋愛にしても、育児にしても「勝ち」に行くことだけ考えていた人は結果として得るものが少ない印象です。

価値を考えるにあたって

  • どんな価値を与える人間になりたいのか?
  • そう思ったキッカケは何だったか?
  • その価値のために行なっている活動といえるか?
  • 今の取り組みペースで達成できそうか?
  • 取り組みの方向は正しいか?

事業でいえば創業に至ったストーリーなどに当たるでしょうか?

何を機会と捉えて、どんなリスクを取ってきたのかを考えることに近いですね。

受験を例にすれば、どんな価値を与える人間になりたくて受験しているのか?その受験はその価値を身に付けるためになるか?それまでの模試の判定ペースはいいか?などについて考えを持っておくことだと思います。

受験に限りませんが「価値」を理解するだけでも取り組みの意欲は格段に違ってくると感じます。

周知する

特に自分以外の家族と気持ちを合わせるならば明文化して共有することが欠かせないと思います。

「家訓」を額縁に入れて掲示してある家庭がありますが、あれってすごく理にかなってますよね?

まるで「食品安全方針」を掲示して唱和、周知しているみたいですね。

家族にとって何が正しいか、何が間違いか明らかにすることで正当性、妥当性の根拠が示されているのだと言えます。

管理基準を示す

家族といえどもエスパーではないですから、当然心の中まではわかりません。

トラブルを防止するためにはやはり線引きが不可欠だと言えます。

線引きといっても

  • 自分のことは自分でやる
  • 片づけをする
  • 嘘はつかない
  • 感謝を忘れない
  • 他人に迷惑をかけない
  • 他人を傷つけない

といった程度のもので十分だと思いますが、基準が示されることでルールを守れているかどうかを判断することができるようになります。

これがはっきりしていないと「何で怒られているのかわからない」「ルールを守れていると思ってた」といった誤解によるトラブルが増えてきます。

身近な人だからこそ「親しき仲にも礼儀あり」なのだと思います。

ハザード分析する

自分でできることは難しくないのですが、人にやらせるのって動機付けや熱意の差がある分なかなか難しいと思います。

集団で生活する以上避けて通れないものですが、緊急度に応じて納得できる説明をすることが欠かせません。

例えば子供の勉強を見ている中で、復習させる場合には理解度に応じて危険がありますが、下の4つのうちどの状態が一番危険でしょうか?

  1. わからなくて間違えた
  2. わかっていると思っていたが間違えた
  3. わかっていて正解した
  4. わかっていないのに正解した

 

・・・

・・・

・・・

私は4の「わかっていないのに正解した」問題が一番まずいと思います。

だって、わかっていないんですから!

こういった部分はテストの点数だけ見ていたらわからないところですので、「わかってなくて正解しちゃった問題はある?」とコミュニケーションをとって正しい理解につなげる必要があります。

レビューする

せっかくですから年一回程度何かの記念日にでもお互いの関係性をレビューしてみてはどうでしょうか?

みんなの夢に向かってどれだけ進めたかな?とか、ルールを守れていたかな?とか、もっとこうすれば良くなるんじゃない?とか、見直す機会になると思います。

「もっと早起きしてほしいのに」とか「実は朝食でたまにはパンが食べたいのに」とか、些細な意見でいいですからすり合わせてみるといいですね。

マネジメントシステムの要素を使って私生活のほうも豊かにすることができれば理想的ですね。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。