出来るのと出来ないのとでは差が出ること

difference-of-ability 方法論

こんにちは、バイト工場長です。

工場で起こる様々なことに対して、管理者はいろいろな方法で確認をする必要が出ると思います。

従業員の服装から、作業方法、クレーム防止対策の実施、機器の洗浄、機械の修理・・・などなど

そもそも確認できる形でしょうか

例えば「ピアスをしていないか」を確認したくても、頭巾をかぶっていたらすぐに確認できないとか、

毛髪クレーム防止対策で「ユニフォームに着替える前にブラッシングをしているか」を確認したくても、更衣室の中でやっている場合だと男性管理者は女性の状況を確認できないとか、

確認するためには「確認できるように準備すること」もセットで考えるとやりやすいです。

オープンな形で

目で確認する場合は性別や職位、所属などで見えなくなる場面がないか気を付けてみるといいと思いますが、

整備担当者だけ別の入り口から入ってくる場合とか

役職者だけ更衣室が違うとか

特権階級とまでは言いませんが、そういった例外的なことがルールの抜け道に利用されることは多い物です。

ルールの抜け穴を無くすためには例外をなくし全てをみんなの目に触れる状態にすると確認の精度が圧倒的に高まりますよね。

数字もオープンで

ルール設定だけでなく、製造に関する数字の確認にも同じことが言えると思います。

報告される数字が「まとめられた数字」である場合は要注意でしょうね。

途中の数式で係数が変わっていたり(生産性や利益率など)、

基準とすべき数値がそもそも違っていたり(計測や判定など)、

とくにエクセルで自動計算を組み込んでいたりすると、思わぬ数字違いでヒヤリとすることがあります。

不信感ではなく信頼感へ

あくまでも不信感ではなく、「エラーチェックの根拠を示す」ことが主眼です。

専門とか特別な知識とかは必要でなくて、

直感的に間違いがわかることが重要であって、

「3人」って報告だけど「実際は4人だったよね?」とか、

「単価100円」って書いてあるけど「実際は単価120円じゃなかったっけ?」とか、

誰でも気づけるような状態が理想的だと思います。

これだけでも監視力は格段にアップすると思いますし、

ひいては特定の誰かしかできない確認を減らして、業務の平準化や、多能工化の基盤を支えることにつながると思います。

小さな情報公開かもしれませんが、このような小さな仕掛けだけでも「みんなで確認している」という信頼感が生まれます。

ただし、間違いに気づいてくれた人には感謝することを忘れずに!

そうするとみんなが率先して間違いに気付いてくれるようになると思います。

だって感謝されて、間違いも減るなんて素晴らしいことですからね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。