優秀なオペレーターを教育していると忘れがちなこと

goal 方法論

こんにちは、バイト工場長です。

理解力があって、仕事も早くできて、人柄も明るくて、みんなの模範になる・・・

そんな人を教育していると、教えたことをどんどん吸収するから面白くなって、ついつい忘れてしまうことがあります。

その教育、ゴールはありますか?

例えば係長級の人が後輩の指導をしていたとして、あれもこれもと教えていく・・・

まるで係長でも作ろうかとしているように、自分の経験をどんどん詰め込もうとしてしまう・・・

そのとき指導を受けている側はどう感じるでしょうか?

「いつまで続くんだろう?」と思うんじゃないでしょうか?

目標やゴールの大切さ

社内の環境と作業効率の関係について調べた「ホーソン実験」と呼ばれる実験の結果から、 作業効率は職場環境よりも人間関係や目標意識に左右されることがわかっているそうですが、

「共に苦難を乗り越えた」 経験とか

「同じ釜の飯を食った」経験とか

「同じ目標を目指して頑張った」経験とか

そういった経験とセットで蘇る感情と作業効率は切っても切れない関係のようです。

つまり達成感

教育にはこれが必要だということでしょう。

前出のように「途中にゴールを設定しないまま」教え続けたら達成することがないですよね?

何も達成しないまま続けるのって、余程の楽観主義者でもないと精神的に堪えますよ。

もしも「優秀でたくさん仕事も覚えて、ちょうど今から」と思った頃に辞めていくような人が思い浮かんだなら、気づかずにやっていたかもしれませんね。

褒めて伸ばすのって、言い換えればたくさん達成させるってことではないでしょうか?

点数評価だけなら要注意

よく「教育記録」とか「評価表」などを教育指導で使うことがありますが、各スキルの評価はつけてあるけど「何点が合格」と設定していないことがあります。

ハードルで例えれば、高さが雲の上で見えないような状態でしょうか・・・

高さが見えないハードルでは跳べる気がしないけど、しっかりと高さが確認できれば跳ぼうという意識は生まれるはずです。

低いハードルから徐々に高いハードルを跳んで小さな達成感を積み重ねることで成長を感じることが教育には欠かせないと思います。

不安感<達成感

実際の教育で言えば「合格点」とか「目標点」とか、「必修科目」と「応用科目」といったレベル分けとかに当てはまると思いますが、

途中にゴールをたくさん設置して、意欲が増すように工夫をしておくと教育指導にメリハリが出て良いと思います。

いつ終わるかわからない不安感を取り除いて達成感を増すことで、オペレーター教育における燃え尽きや中だるみを防ぎたいものですね。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。