食品安全の手法をインフルエンザ予防に活用してはどうでしょう?

influenza 私生活を豊かに

こんにちは、バイト工場長です。

いよいよ受験シーズン真っただ中ですね。

この時期に家族の中で感染症に罹った人が出ると肩身の狭い思いをすることになるでしょう。

なんとか万全の体調で無事に本番を迎えたいというのはみんな共通の願いですよね。

中でも絶対に感染したくないのは出席が禁止されるインフルエンザではないでしょうか。

ぜひとも予防をしたいものです。

ポイントは交差汚染

予防のための管理としては食品を危害から守る時と同じだと言えます。

インフルエンザウイルスとの接触を防ぐための管理が中心となりますので、

つまりは交差汚染の管理と着眼点は同じと言えます。

交差点に事故はつきもの?という過去の記事でも触れていますが、

除去や隔離、ゾーニング、縁切り、洗浄チェックなど対応が基本となります。

除去する

まずは危害の除去です。

感染者が家族にいる場合は特に神経を使うところですね。

ウエスなどで拭くとウイルスを移動させてしまうかもしれないので、

市販されているウイルス除去スプレーを活用することになりますが、

インフルエンザに対してはアルコール系のウイルス対策スプレーが効果的なようですね。

(ちなみにノロウイルスは塩素系スプレーが効果的ですね)

ウイルスの元があるとそこから手や衣服などを経由して、

ドアノブや家具やマスクなどを通じて「接触感染」することになりますので、

ここでしっかりと元を断ち切ることが重要です。

 隔離する

次に危害を隔離・ゾーニングします。

これはマスクが該当すると思います。

食品安全におけるゾーニングでは内部を洗浄することが大前提で、

内部が汚染されている場合ゾーニングによって逆に危害を閉じ込める「諸刃の剣」と考えますが、

マスクについても同様でしょう。

使用する前に接触する面の汚染がないように留意するようにしたいですね。

  • 手を洗って取り出す
  • マスク除菌スプレーを使用する
  • 洗顔しておく
  • 顔にイオンブロック系スプレーをしておく

など、最近ではできることが増えていますね。

縁切りする

食品安全においてゾーニングカーテンや洗浄ブラシ自体が洗浄されていないと

それ自体が汚染源となってしまう危害をはらみますが、

インフルエンザ予防においてはマスクや消毒ウエスなどがそれに該当するでしょうか。

マスクなどは再利用するとマスク外側に付着したウイルスなどを招き入れる危害があると思いますので、

その都度手洗いをして取り扱ったり、

手指消毒ジェルで消毒したあとに取り扱うなど、

危害として認識したほうがよさそうです。

また、使い終わったマスクやウイルス除去・消毒に使用したウエスなどはウイルスの塊と言えますので、

ゴミ箱に入れる際にはしっかり除菌スプレーなどをかけて

無毒化しておくと安心ですね。

予防する

予防を考える上では2つの感染経路それぞれに対応することが重要だと言えます。

  1. 飛沫感染
  2. 接触感染

食品安全における危害評価では「落下菌検査による気流の評価」と「拭き取り検査による接触部の評価」に当てはまるでしょうか。

まず飛沫感染や空気感染の対策としてはウイルスの弱点を突いて感染力を弱らせ、物理的に粘膜への侵入を防ぐための対策。

  • 加湿
  • 空間除菌薬品
  • イオンによる付着予防
  • マスク着用

接触感染の対策としてはこれもウイルスの弱点を突いて感染力を弱らせる対応と、手指や衣服・家具といった接触経路を断つための対策。

  • 手洗い
  • 手指消毒(消毒ジェル、アルコール系スプレーなど)
  • 衣服の消毒、洗濯
  • 家具の消毒(ドアノブ、手すり、テーブル、食器、ゲーム機など)

どちらかだけに偏った対策をしてしまうと思わぬ抜け穴から感染を許すことになるので注意したいですね。

ノロウイルス対策も

ノロウイルスもこの時期には怖い感染症ですが、対応の基本はほぼ同じだと言えます。

ノロウイルスは吐しゃ物や排泄物が乾燥したら飛散する点と、

塩素系に弱い点が大きな違いになると思います。

いずれにしてもウイルスは数時間で爆発的に増殖して、急激に症状が発現します。

潜伏期間を考えると「症状が発覚した時にはみんなに伝染していた」なんてことになりやすいですので、

出先だけでなく家庭においても日々の予防に力を入れることがポイントでしょう。

受験で実力を十分発揮するためにも、後悔なく予防に努めたいものですね。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。